ブックタイトル臨床漢方小児科学
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臨床漢方小児科学
第三部 漢方方剤における重要知識の整理178方 意脾胃の虚を補い,心を養い,気を巡らせ鎮静させ,血虚を改善し,虚熱を清する.補気血安神,健脾,疏肝清熱適応病態帰脾湯証(元来脾胃が虚弱で,心身過労により心が虚し,健忘・不眠などを伴うもの)にして熱状が加わったもの.八綱:裏・熱・虚(脾陽虚陰虚,心陰虚,肝陰虚)気血津液:気虚,気逆,血虚,陰虚病位:少陽(胆),太陰(脾),少陰(心)有効疾患 5 6 7 12 22 31 32臨床所見脈証:沈細数,細弱舌証:淡紅,湿潤,薄白苔腹証:腹力軽度弱,軽度胸脇苦満,軽度心下痞加か味み逍しょう遙よう散さんツ コ ク24出典:万病回春<?廷賢>(明時代)方剤構成柴胡 芍薬 甘草 白朮 茯苓 当帰 生姜 薄荷 牡丹皮 山梔子=四逆散-枳実+(白朮 茯苓 当帰 生姜 薄荷 牡丹皮 山梔子)=逍遙散〔出典:太平恵民和剤局方<陳師文>(宋時代)〕+(牡丹皮 山梔子)*加味逍遙散原方 出典:婦人大全良方<陳自明>(元時代)柴胡 芍薬 甘草 白朮 茯苓 当帰 牡丹皮 山梔子原 典逍遙散 治肝脾血?發熱,或潮熱或自汗盗汗,或頭痛目澁,或??不寧頬赤口乾,或月經不調,或肚腹作痛,或小腹重墜水道澁痛,或腫痛出膿内熱作?.(中略)加牡丹皮梔子炒.名加味逍遙散.(万病回春 巻之六 婦人科 虚労)治肝脾血?有熱,遍身?痒 或口燥咽乾,發熱盗汗,食少嗜,小便澁滯等症.又治瘰癧流注,?熱等瘡.(婦人良方大全 巻之二十四 瘡瘍門 婦人結核方論第四)方 意脾胃を調え,血を補い,肝気を巡らし,虚熱を葛かっ根こん湯とう加か川せん?きゅう辛しん夷いツ コ ク2出典:日本経験方方剤構成麻黄 葛根 桂枝 芍薬 生姜 大棗 甘草 川? 辛夷方 意発汗・項背部の緊張緩和により,表症を解し,消炎・鎮痛効果を増強する.辛温解表,舒筋,排膿,止痛,通竅,生津適応病態葛根湯証(寒邪により太陽病を発して,表実証を示し,項背部の緊張を伴うもの,あるいは体表部,とくに項背部に炎症充血などの病邪がある場合)にして鼻腔・副鼻腔などに炎症を伴う場合.八綱:表・寒・実気血津液:気滞,?血病位:太陽(膀胱),陽明(胃),少陽(胆)有効疾患 3 27臨床所見脈証:緊,浮緊舌証:辺縁紅色,湿,無?薄白苔腹証:腹力充実,腹壁緊張良好,上腹部白線,臍上部圧痛および緊張亢進加か味み帰き脾ひ湯とうツ137 ク49出典:口歯類要<薛己>(明時代)方剤構成人参 白朮 茯苓 甘草 生姜 大棗 酸棗仁 竜眼肉 遠志 当帰 黄耆 木香 柴胡 山梔子±(牡丹皮)=四君子湯+(酸棗仁 竜眼 遠志 当帰 黄耆 木香 柴胡 山梔子)±(牡丹皮)=帰脾湯+(柴胡 山梔子)±(牡丹皮)*加味帰脾湯別方 出典:内科摘要<薛己>(明時代)人参 白朮 茯苓 甘草 生姜 大棗 酸棗仁 竜眼肉遠志当帰黄耆木香柴胡山梔子原 典帰脾湯一名済生帰脾湯 治思慮傷脾,血耗唇皺,及気鬱生瘡,咽喉不利,發熱便血,盗汗?熱等症.加味帰脾湯 即前方加柴胡,丹皮,山梔.治思慮動脾火,元氣損傷,体倦發熱,飮食不思,失血牙痛等症.(口歯類要 附方并註)