ブックタイトルマンガでわかる母乳育児支援ケーススタディ

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概要

マンガでわかる母乳育児支援ケーススタディ

2 助産師山田がお産を担当しているやよいさん.やよいさんにとって,今回が初めての妊娠でした.出産前に母乳育児についていろいろと調べており,“母乳で育てたい”と強く希望していました.妊娠35 週5 日に定期健診のため産科施設を受診したところ,胎児機能不全と診断され,南山記念病院の産婦人科に紹介されて来ました.その翌週,帝王切開の前日に入院したやよいさんの部屋に助産師山田が訪ねます.─やよいさんのそばに寄り添う助産師山田.やよいさん,急に帝王切開ときかれて驚かれたと思いますが,赤ちゃんの体重は2 , 500 g くらいありそうだし,それほど心配しなくて大丈夫ですね.こんなに早くお産になるなんて考えもしなかったので,不安です.まだ,何も準備もしていないのに…不安がおありなのですね…,ご家族は助けてくれますか?夫が,3 日は休んでくれるようなので,その間に必要なものをそろえてもらいます.それはよかったですね.とりあえず,手術に必要な物をメモにしますね.あのぉ?,予定日より1 ヵ月も早いし,赤ちゃんはおっぱいを飲めるのでしょうか?赤ちゃんは36 週を過ぎているので,おっぱいを飲める力はありますよ.とはいえ,帝王切開だからまずやよいさんの回復が優先ですね.どれくらいしたらおっぱいをあげられるのですか?赤ちゃんは早産ですから,通常1 日は保育器で観察します.お母さんは歩けるようになるまでは安静になさってください.そうですか…その間は,赤ちゃんはミルクですか?今回のお母さん助産師山田, 今回のお母さん母乳外来の扉をたたく!?帝王切開のケース?やよいさん36 歳,初産婦帝王切開での出産