ブックタイトルナースのための微生物学 改訂6版
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ナースのための微生物学 改訂6版
抗体によって担われる免疫現象液性免疫A 抗体(免疫グロブリン)抗体は免疫グロブリン(immunoglobulin,Ig と略す)とも呼ばれる.免疫グロブリンの基本的な構造は,4 本のポリペプチドで,長いポリペプチド(H 鎖)と短いポリペプチド(L 鎖)が1 本ずつ対をなしたものが2 対あり,各鎖の間は-S-S-結合で結ばれて,Y字形をしている(図3-2).H 鎖およびL 鎖は,それぞれアミノ基(NH3+)がある末端側で抗原と相補的に(鍵が鍵穴に合うように)結合する.したがって,各抗原に対応するため,この部分のアミノ酸の配列は一定しておらず,V(可変variable)領域と呼ばれ,この可変領域を含む抗原結合部をFab(antigen binding,抗原と結合する22 ●免疫抗原a) 抗原a)抗原b)細胞内寄生細菌破壊ウイルス感染細胞やがん細胞の破壊抗体産生細胞性免疫液性免疫胸 腺促進促進促進細胞の分化抗原刺激細胞の相互作用(リンホカインの分泌による)骨髄幹細胞赤血球好中球などTc細胞形質細胞活性化マクロファージTh1細胞 Th2細胞T細胞 B細胞マクロファージリンパ球図3-1.免疫関連細胞の分化と機能a)細胞表面に提示された抗原断片b)断片化されていない抗原