ブックタイトル精神科外来ハイリスク薬ハンドブック

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概要

精神科外来ハイリスク薬ハンドブック

有していることから,患者さんのQOL を良好に保って服薬を維持するためには副作用を経時的にチェックすることが大切です.このため,本ハンドブックでは精神科用薬について時間軸を考慮した管理指導のポイントを提示しています. また,外来処方せんを応需する保険薬局では簡潔に患者さんに対応する必要があるために,精神科関連のハイリスク薬を分類毎,薬剤毎に,経時的チェック項目・最小限の必要情報について簡便に確認できるようにしました.特定薬剤管理指導加算の算定要件には,①服用状況の確認,②副作用の有無の確認,および③必要な薬学的管理及び指導,があげられており,それらの対応にも本ハンドブックは十分に役に立つ内容だと確信しています.便宜性を優先させているため,さらなる詳細な情報が必要となった場合には各薬剤の添付文書・インタビューフォーム等を参照してください. 患者さんの服薬における苦痛を減らし,豊かな暮らしを実現させるために本ハンドブックが一役を担うことができれば幸いです.  2014 年秋鈴鹿医療科学大学薬学部 教授三輪高市iv