ブックタイトル地域医療連携サポートBOOK フローチャートでわかるがん化学療法の副作用
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地域医療連携サポートBOOK フローチャートでわかるがん化学療法の副作用
1check2check10患者さんと話す際に確認しよう● 病態の把握(脳転移や消化管通過障害を来す病変がないかなど)(p. 16)● 併用薬の評価〔併用薬による吐き気のチェック(p. 20)〕● 前回治療時の悪心の確認(前回悪心があった場合,予防薬が処方されている可能性を想定)患者さんに薬の説明をする前に理解すること● 投与されている抗がん薬の吐き気リスク(表1)は?病院ではリスクごとにガイドラインで決められた吐き気止めを使用している.● 使われるのは主に以下の3 種類である.NK1 拮抗薬(p. 25,薬D)5 -HT3 拮抗薬(p. 25,薬E)ステロイド薬(p. 24,薬B)● 予測性悪心・嘔吐がある場合,抗不安薬(p. 25,薬C)が使われる.患者さんから相談を受けた際に考えること● 医療用麻薬をのみ始めの時期,またはがんの吐き気止めとしてプロクロルペラジン(ノバミンR)がよく使われる.● 抗精神病薬(p. 24,25,薬A+薬C)が頓服処方として出ている場合,その処方意図についてしっかりとした説明が必要である.1check2check3check4check1check2check3check4check1check2check3check4check吐き気・食欲不振