ブックタイトル地域医療連携サポートBOOK フローチャートでわかるがん化学療法の副作用

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概要

地域医療連携サポートBOOK フローチャートでわかるがん化学療法の副作用

3check4check吐き気・食欲不振 11● 体動時・車酔いがある場合,ジフェンヒドラミン(トラベルミンR)が処方されることがある(p. 25,薬E).● 副作用を注意する薬は中枢性D2 遮断薬,ステロイド薬がある.相談を受けた後に考えること● 薬だけでは吐き気対策は十分ではない.化学療法中の吐き気にはさまざまな原因がある.抗がん薬による副作用以外の可能性も考慮して対応する.● 自宅で気持ちが悪いときには我慢しないで,医療機関にすぐに連絡・相談するような服薬説明が大切である.病院には当直の医師が必ずいるので夜間でも緊急時には連絡しても問題ないことを伝える.● 気持ち悪いのに処方された吐き気止めが飲めない場合や吐き気止めがない場合は,医療機関へ連絡をするように説明する.● 吐き気とともに37 . 5℃の発熱や強い悪寒を感じる場合,重度の感染症の可能性がありますので医療機関へ連絡するように説明する.● 嘔吐した後は脱水や電解質の低下が生じてしまい,ますます体調が悪くなっていきます.水分補給をこまめに行い,食事がとれない場合は夜間でも医療機関へ連絡するように説明する.2check3check4check1check対策のチェックポイント