ブックタイトル治療 100巻 2月号

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概要

治療 100巻 2月号

164 Vol.100,No.2〈2018.2〉29歳,男性.双極性障害の既往があり,リチウムを内服中,自身のリチウムを過量内服して来院した.来院後に救急室でけいれんを起こす.意識障害はけいれん後も遷延してGCS 7である.以下のうちに適応にならない治療を選べ.①挿管・呼吸管理②活性炭投与③透 析④補 液18歳,女性.双極性障害があり,リチウムとベンラファキシン(イフェクサーR)を過量内服して来院.脈拍が140回/分,瞳孔は散大しており,本人はやや興奮して会話は不可能.体温が38℃あり,身体所見で腱反射の亢進とクローヌスがみられる.診断は何か? 以下から選べ.①悪性症候群②セロトニン症候群③悪性高熱症④抗コリン薬中毒35歳,女性.イミプラミン(トフラニールR)を大量内服して来院.現在開眼はするが意識はもうろう,そしてせん妄状態,脈拍130回/分,瞳孔は8mmと散大,腸蠕動は低下し,皮膚は乾燥している.心電図ではQRSが140m秒と延長している.どのような治療を行うか? 以下より選べ.①活性炭②尿のアルカリ化③血液アルカリ化④血液透析⑤腸洗浄気になる答えは論文の最後で!0802080308わからなければ本文を読んでみたほうがいいカモ01地域による中毒の特徴 ─ 都会に多い中毒千葉拓世ボストン小児病院/ベスイスラエルディーコネスメディカルセンターハーバード臨床中毒学フェロー抗うつ薬,抗精神病薬,リチウムなど