新耳鼻咽喉科学 11版

新耳鼻咽喉科学 11版 page 10/12

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概要:
場合は人工内耳手術を行う.指文字や手話を選択することもある.16.補聴器hearing aids補聴器は,聴力の障害によって不十分となった聴力を有効に活用するためにつくられた電気音響的増幅器である.これは,① マイ....

場合は人工内耳手術を行う.指文字や手話を選択することもある.16.補聴器hearing aids補聴器は,聴力の障害によって不十分となった聴力を有効に活用するためにつくられた電気音響的増幅器である.これは,① マイクロホン,② 増幅器,③ 音量調整器,④ 出力制限装置,⑤ イヤホン,⑥ 電池(電源)によって構成されたものが基本形で,難聴者の症状や聴力の程度によってそれぞれ対応ができるように音質調整器,ノンリニア回路(コンプレッション回路の応用版),騒音抑制装置などが内蔵されたものがある.) 補聴器の種類補聴器は,使用者が身体の一部として日常的に身につけて使用するため,その装用形態から大別するとポケット型,耳かけ型,耳あな型などがある.a) ポケット型box type (図I-206)ポケット型は,本体とイヤホンがコードで接続されていて,本体を洋服などのポケットに入れて使用する.操作性に優れているので,高齢者用としておもに使用されている.b) 耳かけ型behind-the-ear type (図I-207)耳かけ型は弯曲した細長い形をしていて,耳介の上に掛けられるようにフックがついており,増幅された音は導音チューブで外耳道へ導かれる.これは比較的形態が大きいので,より多くの機能が組み込めることから性能が自由に得られ,軽度難聴から高度難聴まで対応でき,普及している.最近では小型の耳かけ型補聴器が登場している.装置による閉塞感が軽減するオープンタイプの耳せんを用いるもの,イヤホンを補聴器本体から離して耳せんの内部に置くものがある.後者では増幅した音はワイヤーでイヤホンに送られるが,ワイヤーがフックの役もする.ワイヤレスで交信ができるFM 補聴器がある.これは発話者がポケット型のFM マイクロホン耳科学・神経耳科学各論212音量調整器マイクロホン音口電源スイッチイヤホン図I-206 ポケット型補聴器(リオン株式会社)