新耳鼻咽喉科学 11版

新耳鼻咽喉科学 11版 page 3/12

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第1章耳の発生と異常耳の奇形の診断と手術的治療のために発生学的基礎知識は必須である..外耳の発生development of the external ear) 外耳道external auditory canal胎生4週頃,第1鰓溝が深くなって短い小管の1次....

第1章耳の発生と異常耳の奇形の診断と手術的治療のために発生学的基礎知識は必須である..外耳の発生development of the external ear) 外耳道external auditory canal胎生4週頃,第1鰓溝が深くなって短い小管の1次外耳道(軟骨性外耳道)となる.12週に1次外耳道から鼓室側壁まで続く上皮細胞性の外耳道上皮板ができ,18週では鼓膜輪(骨性)もつくられ,28週にはこのなかに内腔ができて2次外耳道となる(図I-3 参照).【発達異常】先天性外耳道閉鎖症congenital aural atresia 外耳道の発達がさまたげられ,内腔がきわめて細い未発達の外耳道であるものから完全閉鎖に至るまで程度はいろいろである.通常,耳介の奇形(小耳症)を伴う片側性と両側性がある.出現率は1/10,000程度である.) 耳介auricle (図I-1)4週頃に第1鰓弓後縁と第2鰓弓前縁に3つずつ,6個の耳介結節hillocks ができる.前列の耳介結節は耳介の1/3を,後列の結節は耳介の2/3をつくる.各列の最下方にある結節から耳珠と対珠ができ,これらのものが互いに融合して外耳孔を取り囲む高まりをつくる.【発達異常】結節の融合が不完全であると先天性耳瘻孔preauricular fistula となる.耳輪前部に多く,耳介軟骨膜にまで達している(先天性耳瘻孔p. 120参照).7総論Ⅰ.耳科学・神経耳科学嗅嚢眼胞耳輪耳輪対耳輪耳珠対珠耳垂下顎耳胞第1 鰓弓第2 鰓弓321456胎生40 日成人図I-1 耳介の発生(成人との比較)